譚海 卷之一 魚上流にむかひ牛馬風にむかふ事
魚上流にむかひ牛馬風にむかふ事
○魚は都(すべ)て水上にむかつてさかのぼる也。水にさかふによりて、鱗順(じゆん)になりていたまず、又駒(こま)もさのごとし。牧に生(うまれ)たるは方角に馴(なれ)ていつも風にむかひてをるゆへ、毛なみ順にして風をうくる事なく、病馬なし。他所より來る駒は方角をしらず、風をうしろにしてをるゆへ毛の穴より風をうけて病馬になる也。
[やぶちゃん注:何となく納得してしまった。]
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