斷章 17 山村暮鳥
斷章 17
草木をわたる秋風と
わたりどりの翼の陰影(かげ)と
わたしの溜息
そしてもろこしばたけでは
もろこしが穗首を低く垂れてゐる
その穗首からは
黃金色の大粒な日光の
なみだのやうなしづくが
ぽたりぽたりと地に落ちてゐる
ほたりぽたりと……
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斷章 17
草木をわたる秋風と
わたりどりの翼の陰影(かげ)と
わたしの溜息
そしてもろこしばたけでは
もろこしが穗首を低く垂れてゐる
その穗首からは
黃金色の大粒な日光の
なみだのやうなしづくが
ぽたりぽたりと地に落ちてゐる
ほたりぽたりと……