さりゆてゑしよん 山村暮鳥
さりゆてゑしよん
純銀霜月の
光にびしよ濡れ
いちねん
智慧の玉乘り
頭蓋(あたま)がないぞ、おい、
玉は陰影(かげ)を引き
みちばたの草にかくれた。
[やぶちゃん注:大正四(一九一五)年一月一日(満三十一になる九日前)発行の『詩歌』に発表。標題「さりゆてゑしよん」は不詳。フランス語“solution”ならば、「溶解・解・解答・弁済・回帰」であるが、音写は「ソリュシジョン」で違う気がする。]
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さりゆてゑしよん
純銀霜月の
光にびしよ濡れ
いちねん
智慧の玉乘り
頭蓋(あたま)がないぞ、おい、
玉は陰影(かげ)を引き
みちばたの草にかくれた。
[やぶちゃん注:大正四(一九一五)年一月一日(満三十一になる九日前)発行の『詩歌』に発表。標題「さりゆてゑしよん」は不詳。フランス語“solution”ならば、「溶解・解・解答・弁済・回帰」であるが、音写は「ソリュシジョン」で違う気がする。]