耳をもつ者に聞かせる詩 山村暮鳥
耳をもつ者に聞かせる詩
これが神の意志だ
この力の觸れるところ
すべては碎け
すべて微塵となる
高高とどんな物でもさしあげ、ふりあげる此の腕
そこに此の世界を破壞する憂鬱な力がこもつてゐるのだ
娘つ子はこんな腕でだき緊められろ
人形のやうな目のぱつちりしたあかんぼに
むくむくと膨くれた乳房が吸はせてみたくはないか
それも神の意志だ
これも神の意志だ
言へ
自分達こそ男と女の神樣なんだと
[やぶちゃん注:太字「あかんぼ」は原典では傍点「ヽ」。]
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耳をもつ者に聞かせる詩
これが神の意志だ
この力の觸れるところ
すべては碎け
すべて微塵となる
高高とどんな物でもさしあげ、ふりあげる此の腕
そこに此の世界を破壞する憂鬱な力がこもつてゐるのだ
娘つ子はこんな腕でだき緊められろ
人形のやうな目のぱつちりしたあかんぼに
むくむくと膨くれた乳房が吸はせてみたくはないか
それも神の意志だ
これも神の意志だ
言へ
自分達こそ男と女の神樣なんだと
[やぶちゃん注:太字「あかんぼ」は原典では傍点「ヽ」。]