洋館の靑き窓第五篇 柳のほとり 山村暮鳥
柳のほとり
柳のほとり。
白壁………
霧の如な雨のよろこびに
河は
小船を浮べ、
人は好きなうたを唄ふ。
傘(からかさ)のゆきかふ春よ、
柳のほとり
白壁の乳膨(ちちたか)き女の裸畫(はだかゑ)。
[やぶちゃん注:「洋館の靑き窓」六編の第五篇。実に巧みな間奏曲である。]
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柳のほとり
柳のほとり。
白壁………
霧の如な雨のよろこびに
河は
小船を浮べ、
人は好きなうたを唄ふ。
傘(からかさ)のゆきかふ春よ、
柳のほとり
白壁の乳膨(ちちたか)き女の裸畫(はだかゑ)。
[やぶちゃん注:「洋館の靑き窓」六編の第五篇。実に巧みな間奏曲である。]