わたしはたねをにぎつてゐた 山村暮鳥
わたしはたねをにぎつてゐた
わたしはたねをにぎつてゐた
なんのたねだかしらない
いつからにぎつてゐるのか
それもしらない
とにかくどこにかまかうと
そしてあをぞらをながめてゐた
あをぞらをながめてゐるまに
たねはちひさなめをだした
[やぶちゃん注:私がしばしば教え子や友人の結婚式及び離任式で朗読した詩である。……もう、あんな、素朴で素直なことは出来んようになった……]
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わたしはたねをにぎつてゐた
わたしはたねをにぎつてゐた
なんのたねだかしらない
いつからにぎつてゐるのか
それもしらない
とにかくどこにかまかうと
そしてあをぞらをながめてゐた
あをぞらをながめてゐるまに
たねはちひさなめをだした
[やぶちゃん注:私がしばしば教え子や友人の結婚式及び離任式で朗読した詩である。……もう、あんな、素朴で素直なことは出来んようになった……]