鑿心抄 山村暮鳥
鑿心抄
秋ふかみ
さみしらに
栗鼠鳴き
瞳(め)を永遠につらならせ。
*
立てる十字架
立てるは胸の上
ひねもす
にくしんの蟲を刺し。
*
しろがねの
ほんねんのかねは
こづえに
しづかなり。
わがそら
わがてのうへに
ゆれゆれて
したたる。
*
やまにはやまのしんねん
ひとにはひとのりんくわく。
[やぶちゃん注:「こづえ」はママ。現行諸本では「梢」として「こずゑ」と訂されてある。]
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秋ふかみ
さみしらに
栗鼠鳴き
瞳(め)を永遠につらならせ。
*
立てる十字架
立てるは胸の上
ひねもす
にくしんの蟲を刺し。
*
しろがねの
ほんねんのかねは
こづえに
しづかなり。
わがそら
わがてのうへに
ゆれゆれて
したたる。
*
やまにはやまのしんねん
ひとにはひとのりんくわく。
[やぶちゃん注:「こづえ」はママ。現行諸本では「梢」として「こずゑ」と訂されてある。]