« 月光 山村暮鳥 | トップページ | 見えざる觸手 山村暮鳥 »
凧
凧があがつた
高く、低く
その中の一つは
いまも猶(どれだらう)
さみしいわが手の糸を引く
いくつもあがつた
そのむかしの空に
凧、凧、あがれ
それをみて
冬は、みんな逃げてしまつた