貧者の詩 山村暮鳥
貧者の詩
みよ、そのぼろを
此のうつくしい冬の飾りを
それから赤い鼻尖を
人間が意志的になると
霜はまつ白だ
指のちぎれさうな此の何ともいへないいみじさ
ふゆを愛せよ
そのぼろの其處此處から
肉體が世界をのぞいてゐる
[やぶちゃん注:二ヶ所の太字「ぼろ」は底本では傍点「ヽ」。]
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貧者の詩
みよ、そのぼろを
此のうつくしい冬の飾りを
それから赤い鼻尖を
人間が意志的になると
霜はまつ白だ
指のちぎれさうな此の何ともいへないいみじさ
ふゆを愛せよ
そのぼろの其處此處から
肉體が世界をのぞいてゐる
[やぶちゃん注:二ヶ所の太字「ぼろ」は底本では傍点「ヽ」。]