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2017/04/03

朝顏   山村暮鳥

 

 朝顏

 

瞬間とは

かうもたふといものであらうか

一りんの朝顏よ

二日頃の月がでてゐる

 

 

 

 おなじく

 

芭蕉はともかくも

火をこしらへて

茶をいれた

それからおもひだしたやうに

かたはらのお櫃を覗いてみて

さびしくほほゑみ

その茶をざぶりぶつかけて

さらさらと

冷飯を食べた

朝顏よ

そうだつたらう

渠(かれ)には、妻も子もなかつた

 

[やぶちゃん注:「そう」はママ。]

 

 

 

 おなじく

 

まんづ、まんづ

この餓鬼奴(がきめ)はどうしたもんだべ

脊中で

おつかねえやうだよ

朝顏の花喰ひたがつてるだあよ

 

[やぶちゃん注:因みに、アサガオ(ナス目ヒルガオ科ヒルガオ亜科 Ipomoeeae 連サツマイモ属アサガオ Ipomoea nil)のには毒性はないが、種子は有毒である。ネットのQ&Aサイトの回答によれば、LSDに似た麦角アルカロイドであるリゼルグ酸アミド(d-lysergic acid amideLSA)を含み、覚醒反応を起し、多量に常用すると廃人となるとあり、また、同種子は「牽牛子(ケンゴシ)」と称する強力な下剤・利尿剤としての漢方生薬である、煎じたりせず、種子の粉末をそのまま使用するとある。これらの毒性は品種によって成分含有が異なり、前者は近年、園芸種として海外から入った品種に多く見られ、問題視されているともあり、中南米では精製して麻薬的嗜好品として用いられるとも言われるとある。まあ、花も食わん方がよかろう。因みに私の母の家系では代々、庭に決して朝顔を植えない禁忌がある。江戸時代に主家の先祖の一人が理由は不明ながら、朝顔の植わった中で割腹して果てたからだという。どうだい、面白かろう?

 

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