黎明の詩 山村暮鳥
黎明の詩
まだうすぐらい街道を
すたすたといそいだものがある
ほんのりと
窓があかるく
からすがなき
すずめがさえづり
荷馬車がとほり
電氣がきえ
そして朝となつた
わたしはかうして寢床の中にゐるが
どんなことでもきいてゐる
どんなことでもしつてゐる
やがて太陽は畑の上にでてくるのだ
しみじみと黃金色した穀物畠でもみようとおもつて
[やぶちゃん注:「さえづり」はママ。]
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黎明の詩
まだうすぐらい街道を
すたすたといそいだものがある
ほんのりと
窓があかるく
からすがなき
すずめがさえづり
荷馬車がとほり
電氣がきえ
そして朝となつた
わたしはかうして寢床の中にゐるが
どんなことでもきいてゐる
どんなことでもしつてゐる
やがて太陽は畑の上にでてくるのだ
しみじみと黃金色した穀物畠でもみようとおもつて
[やぶちゃん注:「さえづり」はママ。]