ふるさとにて 山村暮鳥
ふるさとにて
ひさしぶりで
ふるさとに歸つてみると
變つたものが多い
その中で一ばん目についたのは
山山が低くなつたことだ
低くなつた山山を
ぢつとながめてゐると
ひとりでに寂しく
ひとりでにこどもになる
山には雪がふつてゐる
[やぶちゃん注:本篇は刊本詩集「穀粒」にはないので、彌生書房版全詩集版を正字化して示した。]
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ふるさとにて
ひさしぶりで
ふるさとに歸つてみると
變つたものが多い
その中で一ばん目についたのは
山山が低くなつたことだ
低くなつた山山を
ぢつとながめてゐると
ひとりでに寂しく
ひとりでにこどもになる
山には雪がふつてゐる
[やぶちゃん注:本篇は刊本詩集「穀粒」にはないので、彌生書房版全詩集版を正字化して示した。]