改版「風は草木にささやいた」異同検証始動(その1・装幀その他)
風は草木
にささや
いた
[やぶちゃん注:表紙カバー。以下、装幀は早稲田大学図書館蔵本画像で確認した。元版(このリンク先は私の元版の『詩集「風は草木にささやいた」始動 / 序詩「人間の勝利」・自序・穀物の種子』の一括電子化である)とはかなり異なる。濃い橙色で印字。改行はママ。元版詩集には特装と並装があるが、私が元版電子化で依拠した同じ早稲田大学図書館蔵本の初版詩集の画像(特装か並装かの区別は私には出来ない)では少なくともカバーはない。]
山村暮鳥詩集・風は草木にささやいた イデア書院
[やぶちゃん注:表紙カバーの背。表紙と同色で縦に印字。最下部に「イデア書院」を同色で右から左に横書き。]
風は草木
にささや
いた
[やぶちゃん注:本体表紙。緑の濃い黄緑色の下地(背部分からの入り込みは白)の、左上部に凹版(彫り抜き)で下地は見た目、銀色を呈する。]
山村暮鳥詩集・風は草木にささやいた イデア書院
[やぶちゃん注:本体の背。白地。最下部に「イデア書院」を右から左に横書き。元版は「POEMES・YAMAMURA」であった。]
山村暮鳥詩集 イデア書院
風は草木にささやいた
[やぶちゃん注:扉一(左)。草の実のついた穂が右に配され、その左に緑色の縦罫が入って上記が縦書き。総標題の平仮名分のポイント落ちの右寄せはママ。元版詩集にあった「此の書を祖國のひとびとにおくる」という大上段に振りかぶった献辞は存在しない。]
なんぢはなんぢの面に汗して生くべし
[やぶちゃん注:扉二(左)。元版詩集にあった「Mon P ê re」という献辞と、父の写真は存在しない。元版はポイントが大きく「なんぢはなんぢの面に」で改行して二行で表示されていたが、こちらでは中央に一行表示でポイントの詩の標題と同じ大きさである。]
[やぶちゃん注:ここに序詩「人間の勝利」が入るが、異同はない(「ほほゑんでたほれろ」の「たほれろ」はここでもママである)。]
[やぶちゃん注:ここにあった元版の「自序」がカットされて、代わりに先に電子化して示した「卷首に――」が入る(その後に目次が続くが、省略する)。]
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