とんぼ 山村暮鳥
とんぼ
一ばんぢう
自分は小さな蜻蛉であつた
そしてとろとろゆめみてゐたのは
どこかの丘の
穗にでてゆれてる
芒であつた
[やぶちゃん注:彌生書房版全詩集版では「蜻蛉」に「とんぼ」のルビがある。]
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とんぼ
一ばんぢう
自分は小さな蜻蛉であつた
そしてとろとろゆめみてゐたのは
どこかの丘の
穗にでてゆれてる
芒であつた
[やぶちゃん注:彌生書房版全詩集版では「蜻蛉」に「とんぼ」のルビがある。]