或る時 山村暮鳥
或る時
何たる暗さぞ
深き穴の底なるか
凝視(みつ)める一念
遙に高く小さき靑空!
われ靑空を意識す
その靑空に吸ひつかんとて
醒めたる瞳(ひとみ)
腹赤き守宮(やもり)の如く――
[やぶちゃん注:本篇は刊本詩集「穀粒」にはないので、彌生書房版全詩集版を正字化して示した。]
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或る時
何たる暗さぞ
深き穴の底なるか
凝視(みつ)める一念
遙に高く小さき靑空!
われ靑空を意識す
その靑空に吸ひつかんとて
醒めたる瞳(ひとみ)
腹赤き守宮(やもり)の如く――
[やぶちゃん注:本篇は刊本詩集「穀粒」にはないので、彌生書房版全詩集版を正字化して示した。]