晝 山村暮鳥
晝
とろとろと
ねむたいのは
松の葉がこぼれるからだ
ときをり……
松の葉の
こぼれる幽かさ
死ぬるも
生くるも
おんなじことか
ここでは──
*
わけもなく
ねむたいときの
氣味惡さよ
ぱらぱらと
松の葉がこぼれる
*
ぱらぱらと
ときをり
松の葉がこぼれる
死んでもゐない
生きてもゐない
*
ぱらぱらと
ときをり
松の葉がこぼれる
松の葉の
こぼれる幽かさ──
生死(いきしに)のたふとさにあれ
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晝
とろとろと
ねむたいのは
松の葉がこぼれるからだ
ときをり……
松の葉の
こぼれる幽かさ
死ぬるも
生くるも
おんなじことか
ここでは──
*
わけもなく
ねむたいときの
氣味惡さよ
ぱらぱらと
松の葉がこぼれる
*
ぱらぱらと
ときをり
松の葉がこぼれる
死んでもゐない
生きてもゐない
*
ぱらぱらと
ときをり
松の葉がこぼれる
松の葉の
こぼれる幽かさ──
生死(いきしに)のたふとさにあれ