フォト

カテゴリー

The Picture of Dorian Gray

  • Sans Souci
    畢竟惨めなる自身の肖像

Alice's Adventures in Wonderland

  • ふぅむ♡
    僕の三女アリスのアルバム

忘れ得ぬ人々:写真版

  • 縄文の母子像 後影
    ブログ・カテゴリの「忘れ得ぬ人々」の写真版

Exlibris Puer Eternus

  • 僕の愛する「にゃん」
    僕が立ち止まって振り向いた君のArt

SCULPTING IN TIME

  • 熊野波速玉大社牛王符
    写真帖とコレクションから

Pierre Bonnard Histoires Naturelles

  • 樹々の一家   Une famille d'arbres
    Jules Renard “Histoires Naturelles”の Pierre Bonnard に拠る全挿絵 岸田国士訳本文は以下 http://yab.o.oo7.jp/haku.html

僕の視線の中のCaspar David Friedrich

  • 海辺の月の出(部分)
    1996年ドイツにて撮影

シリエトク日記写真版

  • 地の涯の岬
    2010年8月1日~5日の知床旅情(2010年8月8日~16日のブログ「シリエトク日記」他全18篇を参照されたい)

氷國絶佳瀧篇

  • Gullfoss
    2008年8月9日~18日のアイスランド瀧紀行(2008年8月19日~21日のブログ「氷國絶佳」全11篇を参照されたい)

Air de Tasmania

  • タスマニアの幸せなコバヤシチヨジ
    2007年12月23~30日 タスマニアにて (2008年1月1日及び2日のブログ「タスマニア紀行」全8篇を参照されたい)

僕の見た三丁目の夕日

  • blog-2007-7-29
    遠き日の僕の絵日記から

サイト増設コンテンツ及びブログ掲載の特異点テクスト等一覧(2008年1月以降)

無料ブログはココログ

« 和漢三才圖會卷第五十四 濕生類 蜮(いさごむし) 附 鬼彈 | トップページ | アリスのちっちゃな遺骨帰る »

2017/10/26

三女アリスが天に召されました――

一時間ほど前の12時8分――

三女のビーグル犬アリス(Ⅱ世)が逝きました――

12歳と二十六日でした――

一ヶ月程前より不調となり、性格が変容し、誰に対しても関心を示さなくなり、内臓面の精密検査によって、ホルモン促進剤等を投与したものの、好転せず、十月になると、深夜に複数回の夜啼きを始め、父も私も熟睡する暇がなくなりました。当初は認知症を疑いましたが、その後の昼夜の様態を観察し、それらを獣医とともに検討した結果、高い確率で――脳腫瘍――という結論に達しました。

抗癲癇剤等の投与も功を奏さず、血尿と食欲の激しい減衰が始まり、昨夜から今朝にかけて私がシュラフに入って添い寝をしましたが(大分以前から夜間は室内に入れていました)、午後十時半の発作は、一時間ほどで終わり、眠りに落ちましたが、午前二時半の発作が始まると、部屋の中をコンスタントなスピードで左旋回を開始し、寝かせようとしても、起き上がろうとして異様な遠吠えをしようとするので、回り疲れるのを待つしかないと、そのまま見ていると、実に午前四時半過ぎまで二時間以上、同一行動をとって、やっと寝つきました。そこで、私は「これは介護のレベルを越えている」と判断しました。

 
今朝、獣医との相談によって、安楽死を選択するのが、このアリスの事例の場合、ベストと決し、両杖の妻と一緒にアリスも自力で歩いて動物病院に行き、その場で安楽死の仕儀を受けました。
 
薬物注入から一分もしないうちに、速やかに天に召されました――
 
今――私の家の庭には亡き母テレジア聖子の丹精した白い可憐な美事なシュウメイギクが沢山咲いています――
 
……私には今、その母と一緒に、天界のシュウメイギクの園を気持ちよさそうに飛ぶように走っている(母は治療法のない筋萎縮性側索硬化症(ALS)で亡くなりました。病名宣告からたった一ヶ月後でした)母とアリスの姿が見えます――
 
Ⅱ世のアリスは、母が、右腕首を校務で粉砕してしまって意気消沈していた私のために、その母が飼った子でした……

 
「アリス! 幸せな時間を、ありがとう! ゆっくり――おやすみ!…………」
 

 

« 和漢三才圖會卷第五十四 濕生類 蜮(いさごむし) 附 鬼彈 | トップページ | アリスのちっちゃな遺骨帰る »