不思議に哀しい夢
昨日の深夜、こんな夢を見た…………
私はアイルランドのトリニティ・カレッジ(ダブリン大学)で幻想文学の講義をしている。日本語で喋っているので、多くの学生たちは飽きてしまい、出て行ってしまうが、私はそれに構わず続けるのであった――
その後、同大学の文学教授と哲学教授と話し合うのだが、そこで私は私がアラン島で体験した不思議な事実を語り出す――
それは一人の真っ裸の少年と少女が断崖から転げ落ちて、血だらけになっては這い上り、再び肉体が再生しては、また、断崖から転げ落ちることを繰り返すのであった(そこにその映像がフラッシュ・バックする)。
そうして私はそれを眺めながら、少年はギルガメッシュであり、少女はエンキドゥであるという確信を持つのであった…………
*
私はアイルランドに旅行した際、トリニティ・カレッジを散策し、アラン島にも行った。また「心朽窩新館」では私は、姉崎正見訳「アラン島」の電子化注も手掛けている。
この不思議な夢の意味は私にはよく判らないのだが、何か、ひどく哀しい気がして目が覚めた。午前一時半であった。
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