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2018/05/06

画像検索の悲哀

最近、時々、やや失望に似た何とも言えぬ妙な気持ちになることがある。

例えば、今、栗本丹洲の「魚譜」の種同定の困難さに呆然としているところなのだが、そこでいろいろなワードやフレーズで画像検索かけては、藁にも縋る思いで手掛かりを求めることになるわけだが、例えば、グーグル画像検索で「栗本 魚譜 ベラ」というフレーズを入れて展開すると――
 
そこに出る内の100枚以上の画像は――
 
……実は私がアップした記事の画像なのである。ページ単位検索だから、中には私が描いた「こゝろ」の「先生」の下宿の推定見取り図まで見せられるのだ。
 
「そんなお目出度いことをやっている奴は、そうそういないぜ。」
 
と暗に嘲笑されているようにも思えてくる、というわけでもないが、呆然は確実に二乗になるのであった……


「私は最後に先生に向つて、何處かで先生を見たやうに思ふけれども、何うしても思ひ出せないと云つた。若い私は其時暗に相手も私と同じ樣な感じを有つてゐはしまいかと疑つた。さうして腹の中で先生の返事を豫期してかゝつた。所が先生はしばらく沈吟したあとで、「何うも君の顏には見覺がありませんね。人違ひぢやないですか」と云つたので私は變に一種の失望を感じた。」(夏目漱石「こゝろ」より)

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