「沖繩縣民 斯ク戰ヘリ 縣民ニ對シ 後世 特別ノ御高配ヲ 賜ランコトヲ」
決別電は、当時の訣別電報の常套句だった「天皇陛下万歳」「皇国ノ弥栄ヲ祈ル」などの言葉は一切なく、ひたすら、沖縄県民の敢闘の様子を訴えており、その最後は、
「沖繩縣民 斯ク戰ヘリ
縣民ニ對シ 後世 特別ノ御高配ヲ 賜ランコトヲ」
で結ばれている(一部に字空けを施した)。
七十三年間、日本政府はただの一度もこれに応えていない――
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