譚海 卷之二 京師竹の皮駕籠舁の事
京師竹の皮駕籠舁の事
○京都にては竹の子の皮をすてず、日にほしてこまかに引さき、薪にまぜて用(もちふ)る也。又四方の山に風を隔(へだつ)るゆへ、京都は雨(あめ)竪(たて)に降る也。駕籠かくものも傘をさしてかごをかく也。
[やぶちゃん注:駕籠舁(か)きは普通は雨でも邪魔になるので傘はささない。しぶかないから、舁き棒に直角にきつく結わえておけば、こと足り、濡れずに済むということだろうか。]
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