譚海 卷之三 堂上の靑侍雜掌俸祿
堂上の靑侍雜掌俸祿
○堂上の靑侍雜掌給俸は米三石の定(さだめ)なり、因(よつ)て京都の方言に三石左(さんごくざ)と呼ぶ也。總て公家衆の御藏米とばかりいひて祿高なきは、玄米三十石づつ賜る事なり、淀舟を三十石と譯するも是等の謂(いひ)なる事なるべし。
[やぶちゃん注:「三石左」読みは、「武左(ぶざ)」(「武左衛門」の略で「田舎侍」を嘲っていう語で、江戸時代に特に遊里で「野暮な武士」を誹った語)から推定した。]
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堂上の靑侍雜掌俸祿
○堂上の靑侍雜掌給俸は米三石の定(さだめ)なり、因(よつ)て京都の方言に三石左(さんごくざ)と呼ぶ也。總て公家衆の御藏米とばかりいひて祿高なきは、玄米三十石づつ賜る事なり、淀舟を三十石と譯するも是等の謂(いひ)なる事なるべし。
[やぶちゃん注:「三石左」読みは、「武左(ぶざ)」(「武左衛門」の略で「田舎侍」を嘲っていう語で、江戸時代に特に遊里で「野暮な武士」を誹った語)から推定した。]