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2018/09/10

反古のうらがき 卷之二 愚人

 

    ○愚人

 或人、「笠谷といへる賤しき賣女(ばいた)ある所を通りて、金壹步、ひろひし」と語る。一人ありて、「吾も行て、ひらわん」とて、夜ごとに、提燈てらして、行ける。五夜目(いつよめ)といふ夜、銀一朱、ひらひて歸りける。「おろかなるものも、しいだす事あるもの」とて、人々、わらひしとなん【月笛、話。】。

[やぶちゃん注:「ひらわん」はママ。

「笠谷」読みも位置も不詳。江戸切絵図集の地名索引や「江戸名所図会」索引等やネットのフレーズ検索も掛けたが、見当たらない。識者の御教授を乞う。

「壹步」一両の四分の一。江戸後期の一両は三~五万円相当であるから、七千五百円から一万二千五百円ぐらい。

「銀一朱]一両の十六分の一。千八百七十五円から三千百二十五円ぐらい。

「月笛」「げつ(或いは「がつ」)てき」と読んでおくが、不詳。]

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