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2018/12/17

和漢三才圖會第四十三 林禽類 椋鳥(むくどり) (ムクドリ)

 

Mukudori

 

むくとり 【好棲椋樹故俗呼曰椋鳥】

椋鳥

 

△按椋鳥形如小鳩而項白背灰黑背下黑白層層眉淡

 黃頷以下至腹俱白翮上灰黑有斑翅本微白羽黑白

 交觜黃色鼻邊帶微黑脚脛黃其聲似鵯而喧好成群

 味亦似鵯而佳集堂塔好食椋及川楝子

小椋鳥 狀相似而小頭肩腹共灰白色其余黑光澤

 

 

むくどり 【好んで椋(むく)の樹に棲む。

      故に俗、呼んで「椋鳥」と曰ふ。】

椋鳥

 

△按ずるに、椋鳥、形。小鳩のごとくして、項〔(うなじ)〕白く、背、灰黑。背の下、黑白にして層-層(かさな)り、眉、淡(うす)き黃。頷〔(あご)〕より以下、腹に至〔るまで〕俱に白し。翮〔(はがひ)〕の上、灰黑〔にして〕斑〔(ふ)〕有り。翅本〔(はねもと)〕、微〔(わづ)かに〕白く。羽、黑・白交れり。觜、黃色。鼻の邊り、微黑を帶ぶ。脚・脛、黃。其の聲、鵯に似て喧〔(かまびす)〕し。好んで群れを成す。味も亦、鵯に似て佳なり。堂塔に集まり、好んで椋及び川楝(せんだん)の子(み)を食ふ。

小椋鳥〔(こむくどり)〕 狀、相ひ似〔るも〕小さく、頭・肩・腹共に灰白色。其の余〔は〕黑〔く〕光澤〔あり〕。

[やぶちゃん注:スズメ目ムクドリ科ムクドリ属ムクドリ Sturnus cineraceus。馴染み過ぎているが、いまさらとも感ずるが、取り敢えずウィキの「ムクドリより引く。全長二十四センチメートルほどで、『およそスズメとハトの中間ぐらいの大きさである。尾羽を加えると』、『ヒヨドリより一回り小さい。翼と胸、頸は茶褐色で、頸から頭部にかけてと腰に白い部分が混じり、足および嘴は黄色い』。『雄は胸や腹・背が黒っぽく、雌は褐色に近い』。『東アジア(中国、モンゴル、ロシア東南部、朝鮮半島、日本)に分布する』。『日本国内ではほぼ全域に分布する留鳥で、北部のものは冬には南部に移動するようである。低地の平野や低山地にかけて広く生息し、都市部などの人家付近や田畑などでもよく見られる』。『雑食性で、植物の種子や果物、虫の幼虫などを好んで食べる。地面に降りて歩いて虫などを探すこともあれば、木の枝に留まってカキなどの熟した実をついばむ様子も観察される。椋の木の実を好んで食べるため「椋鳥」と呼ばれるようになったといわれているが、これに限らず幅広く食べている』。『繁殖期は春から夏で、番いで分散し、木の洞や人家の軒先などの穴に巣を作る。両親ともに子育てを行い、とくに育雛期には両親が揃って出掛け、食糧を探して仲良さそうに歩き回る様子が観察される』。『繁殖期は巣で寝るが、ヒナが巣立つと親子ともに集まって群れを形成するようになり、夜は一か所に集まってねぐらを形成する。ねぐらには』十キロメートル『以上の範囲から集まり、冬は数万羽の大群となることもある。かつては河原の広葉樹や人家の竹藪に集まっていたが、そういった環境は開発で減少したため、都市部の街路樹などにねぐらをとる例も増えている』。『鳴き声は「ギャーギャー」「ギュルギュル」「ミチミチ」など』。『都市部などでも群れを成して生活する。 その為、大量の糞による汚染被害や鳴き声による騒音被害が社会問題化している』。

「椋(むく)」バラ目アサ科ムクノキ属ムクノキ Aphananthe aspera。雌雄同株。高さは二十メートル以上、幹の直径は一メートル以上になり、『板根が発達する場合もある。樹皮は淡灰褐色で、表面は平滑だが』、『樹齢に伴って』筋『や割れ目が生じ、老木では樹皮が剥がれてくる』。『葉は互生し、長さ』四~十センチメートルの『卵形又は狭卵形で、縁は先端まで鋸歯状』。『葉の質は薄く、表面は細かい剛毛が生え、紙やすりのようにざらついている』。『花期は』四~五頃で、『花には雄花と雌花がある。葉と展葉とともに葉の根元に淡緑色の小さな花を咲かせる。花の後に直径』七~十二ミリメートルの『球形で緑色の果実(核果)をつける。熟すと黒紫色になり』、『食べられる。味は非常に甘く、美味である。ムクドリなどがよく果実を食べに集まり、種子の散布にも関与している』とある。

「翮〔(はがひ)〕」鳥の左右の羽の畳んだと際に重なる部分を指す。

「川楝(せんだん)」ムクロジ目センダン科センダン(栴檀)属センダン Melia azedarach。樹高は五~十五メートルほどで、『成長が早い。若い樹皮は紫褐色で楕円形の小さな横斑が点在するが、太い幹の樹皮は縦に裂け、顕著な凹凸ができる。夏の日の午後は梢にクマゼミが多数止まり、樹液を吸う様子が見られる』。『葉は』『複葉で互生し、一枚の葉全体の長さは』五十センチメートル『以上ある。小葉は草質で薄い。楕円形で浅い鋸歯がある』。五~六月『頃に、若枝の葉腋に淡紫色の』五『弁の花を多数、円錐状につける。花にはアゲハチョウ類がよく訪れる』。『果実は長径』一・五~二センチメートル『ほどの楕円形の核果で』十~十二『月頃に黄褐色に熟す。秋が深まり落葉してもしばらくは梢に果実が残る。果実は果肉が少なく核が大きい。たまにヒヨドリなどが食べに訪れる。しかしサポニンを多く含むため、人、犬が食べると中毒を起こし』、『摂取量が多いと死に至る』とウィキのセンダンにある。

「小椋鳥〔(こむくどり)〕」スズメ目ムクドリ科ムクドリ属コムクドリ Sturnus philippensisウィキの「コムクドリによれば、『千島列島、サハリン南部、日本で繁殖し、冬季はフィリピン、ボルネオ島北部などに渡りを』行い、『越冬する』。『日本では夏鳥として北海道、本州北部で繁殖するが、渡りの時期は本州中部以南の地域でも見られる』。体長は約十九センチメートルで『スズメより大きい。雄は頭部から喉にかけてが淡いクリーム色で、頬から耳羽後方にかけて目立つ茶色の斑がある。背中や肩羽、翼は黒色で、体の下部はややくすんだ感じの淡いクリーム色である。雌は、頭部から胸にかけてが灰褐色で、頬に茶色の斑はない。雌雄とも嘴と脚は黒色である』。『平地から山地の明るく開けた林に生息する。人里近くでも生息する』。『繁殖期にはつがいで生活するが、渡りの時は群れを作る。秋の渡りの方が群れは大きい。少数の群れの時は、ムクドリの群れに混じっていることがよくある』。『食性は雑食性で、樹上で昆虫類やクモを捕食したり、木の実を採食する』。『主に樹洞やキツツキ類の古巣に営巣するが、人家の屋根の隙間、石垣等に営巣したり、巣箱を利用したりもする。巣の中には枯葉や落ち葉を敷く』。『地鳴きは「キュル キュル」、「ギュル ギュル」など。さえずりは「チ チ チ ピーキュル ジョイジョイジョイ」など明るい声と濁った声を混ぜながら早口で鳴く』とある。信頼ト「馬見丘陵公園の野鳥」の「コムクドリの「名の由来」に『小さなムクドリ、小ムクドリ(コムクドリ)』で、『江戸時代中期から「コムクドリ」「シマムクドリ」の名で知られるようになる。異名;「ムク」「ムクワリ」異名;「コムク」「シマムク」「マメムク」』とあり、『成鳥』が『頭部から喉にかけてが淡いクリーム色で、頬から耳羽後方に茶色の斑があり目立つ。背と肩羽は紫色光沢がある黒色で、翼は緑色や紺色の光沢がある黒色。中雨覆は白く、初列風切基部に白斑がある。腰や下腹から下尾筒は淡いクリーム色。短い尾は緑色光沢のある黒色。嘴は黒く、足は鉛色を帯びた黒褐色』出るのに対し、『成鳥』は『頭部から胸にかけてが灰褐色で、頬に茶色の斑はなく、暗色で不明瞭な斑がある。脇、腹からの体下面は白っぽい。その他の部分はに似る』とする。『幼鳥』は『成鳥に似るが、より淡色で、嘴の色も淡い』とあるのが、識別ポイントとなる。]

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