元日と二日に見たとんでもない不敬な夢
元日の夢――
那須野のようだ。早春である。
皇后の美智子さまと、眞子さんを連れ出して、私は散歩をしているのだ。
侍従や警護の者はいない。
お二人は少女のように楽しそうに私の好きなゲンゲの花を摘んで、冠を作って、私に呉れるのであった……
二日目の夢――
昨日と同じ那須野のようだ。早春であるが、一面に雪が積もっている。
天皇陛下と私はやはり散歩をしている。
侍従や警護の者がいたが、陛下が、
「まいてしまいましょう。」
と仰せられた。
と仰せられた。
二人で少年のように、走り出した。
もう誰もいなくなった。
私が懐に手を入れると、真っ赤な赤ゲットの敷布が出てくるのであった。
また懐に手を入れると、茶道の道具が一式、まるで仙人のように出てくるのであった。
私が野点をする。
陛下に差し上げると、お飲みになられ、
「本当に――おいしいねえ。」
と仰せられて、私に微笑されるのであった……
[やぶちゃん注:二日続けて同じロケーション、皇族の方々が出てこられる――全く以って私の夢の特異点なのであった。]
もう誰もいなくなった。
私が懐に手を入れると、真っ赤な赤ゲットの敷布が出てくるのであった。
また懐に手を入れると、茶道の道具が一式、まるで仙人のように出てくるのであった。
私が野点をする。
陛下に差し上げると、お飲みになられ、
「本当に――おいしいねえ。」
と仰せられて、私に微笑されるのであった……
[やぶちゃん注:二日続けて同じロケーション、皇族の方々が出てこられる――全く以って私の夢の特異点なのであった。]
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