暮鐘 國木田獨步
暮 鐘
わが夕暮(ゆふぐれ)を悲(かな)しみて
鐘(かね)こそ響(ひび)け野末(のずゑ)なる
君(きみ)住(す)む岡(をか)の彼方(かなた)より
鐘(かね)こそ響(ひび)け夕暮(ゆふぐれ)の。
[やぶちゃん注:明治四一(一九〇八)年六月二十三日の國木田獨步逝去から五ヶ月後の明治四一(一九〇八)年十一月十九日附『讀賣新聞』に「故國木田獨步」の名で掲載された詩篇。]
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暮 鐘
わが夕暮(ゆふぐれ)を悲(かな)しみて
鐘(かね)こそ響(ひび)け野末(のずゑ)なる
君(きみ)住(す)む岡(をか)の彼方(かなた)より
鐘(かね)こそ響(ひび)け夕暮(ゆふぐれ)の。
[やぶちゃん注:明治四一(一九〇八)年六月二十三日の國木田獨步逝去から五ヶ月後の明治四一(一九〇八)年十一月十九日附『讀賣新聞』に「故國木田獨步」の名で掲載された詩篇。]