夏來りぬ 國木田獨步
夏來りぬ
丘の白露ふみわけて
のぼる朝日を迎へなん
靑葉かざして日の光
めくらむまでに仰ぎなん
あだなる夢はさめはてぬ
わかき心は躍るなり
のぞみは高し天津空
思はひくし、あゝわが神
[やぶちゃん注:初出は『國民之友』明治三〇(一八九七)年六月。]
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夏來りぬ
丘の白露ふみわけて
のぼる朝日を迎へなん
靑葉かざして日の光
めくらむまでに仰ぎなん
あだなる夢はさめはてぬ
わかき心は躍るなり
のぞみは高し天津空
思はひくし、あゝわが神
[やぶちゃん注:初出は『國民之友』明治三〇(一八九七)年六月。]