雜吟『木の葉かたよる音さえて』 國木田獨步
雜吟『木の葉かたよる音さえて』
木の葉かたよる音さえて、
わが夜靜になりにけり。
文よむ窓の月すみて、
もの思ふ夜ぞふけにける。
[やぶちゃん注:標題は底本編者によるもので、総標題に一行目を添えたもので、本篇は無題。初出は明治三〇(一八九七)年十二月十日発行の『國民之友』。]
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雜吟『木の葉かたよる音さえて』
木の葉かたよる音さえて、
わが夜靜になりにけり。
文よむ窓の月すみて、
もの思ふ夜ぞふけにける。
[やぶちゃん注:標題は底本編者によるもので、総標題に一行目を添えたもので、本篇は無題。初出は明治三〇(一八九七)年十二月十日発行の『國民之友』。]