暖 冬
海が靑けりや
冬やあたたかい
女黑けりや
雪や降らぬ
[やぶちゃん注:昭和五(一九三〇)年一月一日発行の『民謠音樂』(第二巻第一号)に以下の「囃子」・「わかめ」とともに掲載。署名は「伊良子清白」。伊良子清白、満五十三歳。以下、新作民謡調俗謡が少し続く。不二子の自死を天が癒すかのように、この年の二月九日、三男朴(すなお)が生れている。]
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