囃子 伊良子清白
囃 子
鳥羽の菅嶋
鵜の鳥は
冬の日中に
水くゞり
[やぶちゃん注:昭和五(一九三〇)年一月一日発行の『民謠音樂』(第二巻第一号)に先の「暖冬」と後の「わかめ」 とともに掲載。署名は「伊良子清白」。
「菅嶋」は「すがしま」で三重県鳥羽市沖の伊勢湾口の東西に長い菅島のこと。現行の一島の住所表記は鳥羽市菅島町。人口は二〇一〇年の国勢調査では六百八十九人。島の面積は四・五二平方キロメートルあり、人口・面積ともに三重県では、菅島の北西近くにある答志島に次いで第二位で、同じ鳥羽市内の相差(おうさつ)及び志摩市志摩町和具と並んで、海女の多い地域として知られる(以上はウィキの「菅島」に拠った)。ここ(グーグル・マップ・データ)。]
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