北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 三十一
三 十 一
いまもなほ
ワグネルのしらべに
日をひと日浮身をや窶(やつ)したまへる。
かなしきは女ぞかし。
離(さか)り來て野邊(のべ)におもへば
露くさの花の色だにさはひとり求(と)めわぶるなる。
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三 十 一
いまもなほ
ワグネルのしらべに
日をひと日浮身をや窶(やつ)したまへる。
かなしきは女ぞかし。
離(さか)り來て野邊(のべ)におもへば
露くさの花の色だにさはひとり求(と)めわぶるなる。
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