北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 十三
十 三
なやましき晚夏(おそなつ)の日に、
夕日浴び立てる少女の
餘念(よねん)なき手にも揉(も)まれて、
やはらかににじみいでたる
色あかき爪(つま)くれなゐの花。
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十 三
なやましき晚夏(おそなつ)の日に、
夕日浴び立てる少女の
餘念(よねん)なき手にも揉(も)まれて、
やはらかににじみいでたる
色あかき爪(つま)くれなゐの花。
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