北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 二十二
二 十 二
わが友はいづこにありや。
晚秋(おそあき)の入日の赤さ、さみしらにひとり眺めて、
搔(か)いさぐるピアノの鍵(けん)の現(うつつ)なき高音(たかね)のはしり、
かくてはや獨身(ひとりみ)の、獨身(ひとりみ)の今日(けふ)も過ぎゆく。
« 北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 二十一 | トップページ | 北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 二十三 »
« 北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 二十一 | トップページ | 北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 二十三 »
二 十 二
わが友はいづこにありや。
晚秋(おそあき)の入日の赤さ、さみしらにひとり眺めて、
搔(か)いさぐるピアノの鍵(けん)の現(うつつ)なき高音(たかね)のはしり、
かくてはや獨身(ひとりみ)の、獨身(ひとりみ)の今日(けふ)も過ぎゆく。
« 北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 二十一 | トップページ | 北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 二十三 »