北原白秋 抒情小曲集 おもひで (初版原拠版) 斷章 三十七
三 十 七
あはれ、あはれ、
色靑き幻燈を見てありしとき、
なになればたづきなく、かのごとも淚ながれし
いざやわれ、倶樂部にゆき、友をたづね、
紅(くれなゐ)のトマト切り、ウヰスキイの酒や呼ばむ、
ほこりあるわかき日のために。
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三 十 七
あはれ、あはれ、
色靑き幻燈を見てありしとき、
なになればたづきなく、かのごとも淚ながれし
いざやわれ、倶樂部にゆき、友をたづね、
紅(くれなゐ)のトマト切り、ウヰスキイの酒や呼ばむ、
ほこりあるわかき日のために。
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