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2020/09/28

畔田翠山「水族志」 (二五六) ウミフデ (ケヤリムシ)

 

(二五六)

ウミフデ【海筆ノ義】 海底ニ生ス指ノ如ク尺餘ノ管ヲナシ管ハ泥色也上口ヨリ細キ内條ヲ出シ數ニ分レ筆ニ似タリ

 

○やぶちゃんの書き下し文

(二五六)

ウミフデ【「海筆」の義。】 海底に生〔しやう〕ず。指のごとく、尺餘りの管〔くだ〕をなし、管は泥色なり。上の口より、細き内の條〔すぢ〕を出だし、數〔かずおほく〕に分かれ、筆に似たり。

 

[やぶちゃん注:原本はここ。江戸時代の大名行列の「毛槍」に喩えたそれである。古くから「海筆」の異名があった。私の好きな海棲生物である。代表種としては、

環形動物門多毛綱ケヤリムシ目ケヤリムシ科ケヤリムシ属ケヤリムシSabellastarte japonica

であるが、西村三郎編著「原色検索日本海岸動物図鑑[Ⅰ]」(保育社平成四(一九九二)年刊)では、実にケヤリムシ科 Sabellidae として、ケヤリムシを含め、以下の十二種を挙げてある。

Myxicola 属ロウトケヤリ Myxicola infundibulum(世界共通種)

Chone 属クビワケヤリ Chone mollis

Branchiomma 属ムラクモケヤリ Branchiomma cingulata

Sabellastarte 属インドケヤリ Sabellastarte sanctijosephi

Hypsicomus 属ノリクラケヤリ Hypsicomus phaeotaenia

Megalomma 属オオメケヤリMegalomma acrophthalmos

Sabella 属ホンケヤリムシSabella fusca

Pseudopotamilla エラコ Pseudopotamilla occelata(本種は本邦の各地で生食や塩辛などで食用にされてきた歴史がある。但し、本種の棲管には殆んど、刺胞動物門ヒドロ虫綱花水母目エダクダクラゲ科エダクダクラゲ属エダクダクラゲ Proboscidactyla flavicirrata の幼生のポリプ(「ニンギョウヒドラ」という名称で有名)が共生しており、それに刺されると、水泡などの皮膚炎を発症することが知られている。これを漁師らは「エラコにまける」と称する。永く私はこれを食したいと思っているのだが、未だに実現していない)

同属ミナミエラコ Pseudopotamilla miriops

同属クマデケヤリ Pseudopotamilla ehlersi

Parasabella属アヅサケヤリ Parasabella aulaconota(同書ではシノニム Demonax aulaconotaで載る)

何故か、私はこの定在性の種が好きだ。美しいと思うのだ。]

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