「御伽比丘尼」目録
[やぶちゃん注:第一巻の「序」の後にある。本篇標題と異なるものはママ(全てに添え題の頭の「付」がない)。やはり読みは一部に留めた。]
御 伽比丘尼巻之一目錄
㊀志賀の隱家(かくれが) 尺八の叟(おきな)
㊁夢のかよひ路 寢屋の恠
㊂あけて悔(くやし)き文箱 義に軽命
㊃女 さくらがり あやなし男
巻之二
㊀輕口も理(り)は重し 好物問答
㊁祈(いのる)に誠(まこと)有(あり)福の神 心の白鼠
㊂恨に消(きえ)し露の命 葎(むぐら)がのべの女鬼(おに)
㊃問(とい)おとしたる瀧詣 戀の濡(ぬれ)ゆかた
㊄初聲(うぶこゑ)は家のさかへ 夜啼(よなき)の評
巻之三
㊀菩提は糸による縫(ぬひ)の仏 遊女のさんげ咄(ばなし)
㊁昔ながらの今井物語 繼母の邪見觀音の慈
㊂執心の深き桑名の海 惡を捨たる善七
㊃恥を雪(すゝぎ)し御身拭(おみのごひ) ふり袖が喧嘩の種
巻之四
㊀水で洗(あらふ)ぼんのふの垢 されかうべ消(きへ)し雪の夜(よ)
㊁なにはの医師は東後家(づまごけ) 誰(たれ)にか見せん梅の花
㊂命は入あひのかねの奴(やつこ) 一代せちべんおとこ
㊃虛(うそ)の皮かぶる姿の僧 越中白山のさた
巻之五
㊀名は顯れし血文(ちぶみ)有 めぐりあふゐんぐわのかたき
㊁かねをかけたる鳶の秤(はかり) 天狗ものかたり
㊂思ひは色に出る酒屋 惜(をし)かな命ふたつ
㊃行暮(ゆきくれ)て此辻堂をやど 菊水の翁
目錄終
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