譚海 卷之三 古代の陵
○和州などにある古代の御陵(みささぎ)は、みな大石(だいせき)を積重(つみかさね)て築(きづき)たる物也、甚(はなはだ)大きくて一里塚の如し。所々田畑の間に有。寶永年中關東の御沙汰にして、古代の御陵ある所をば糺(ただ)し考へられ、皆除地(よけ)に命ぜられて、ながく木こり・牛かひなどの入(いら)ざるやうにせられたる事となりぬ。
[やぶちゃん注:「寶永」一七〇四年から一七一一年まで。徳川綱吉・徳川家宣の治世。]
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○和州などにある古代の御陵(みささぎ)は、みな大石(だいせき)を積重(つみかさね)て築(きづき)たる物也、甚(はなはだ)大きくて一里塚の如し。所々田畑の間に有。寶永年中關東の御沙汰にして、古代の御陵ある所をば糺(ただ)し考へられ、皆除地(よけ)に命ぜられて、ながく木こり・牛かひなどの入(いら)ざるやうにせられたる事となりぬ。
[やぶちゃん注:「寶永」一七〇四年から一七一一年まで。徳川綱吉・徳川家宣の治世。]