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2021/02/22

譚海 卷之三 御葬送の御車を引く牛

御葬送の御車を引く牛

○御葬送の御車(みくるま)を挽(ひ)く牛は、額(ひたひ)に月日星(つきひほし)の文(もん)あるを用らる、此牛崩御にあたりて必ず出(いづ)る事也。五畿内の民家に此文ある牛生(しやう)ずるときは、是はよからぬ事也といひて、其牛を大切に養ふ事也。御葬送はいつも夜陰也、内裏より泉涌寺(せんゆうじ)までにて送り奉る。公卿壹人(いちにん)御車に乘居(のりゐ)て、御棺(おんひつぎ)のかたはらに侍し、所々の町の名を申上(まうしあぐ)る也。御車のきしる音殊に哀々として遠く聞え、しかも其音(ね)さやかにして、聞人(きくひと)そゞろに淚を催す事なり。關白殿諸卿みなわらぐつにて步行(かち)の御供なり。上﨟の事(こと)故わらぐつの步行殊に難儀にして、甚(はなはだ)路次(ろし)の行列も遲々する事なり。御幸(みゆき)の道すぢの町家(まちや)皆火をけちて、くらやみに坐して拜見する事也。御車の簾(すだれ)をかゝぐる大臣の役也。其人いつも御簾(みす)に參(まゐる)とき詠歌ある事普通の定例也とぞ。御代々の御陵泉涌寺にあるはみな五輪のもの也、ことに小きやうに覺ゆる也。

[やぶちゃん注:「けちて」「消(け)ちて」。消して。

「御車の簾(すだれ)をかゝぐる大臣の役也」「御車の簾(すだれ)をかゝぐる」は、「大臣の役也」の意であろう。]

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