譚海 卷之三 公家衆足袋を不用
○禁中參仕の公家衆足袋を用ゐらるゝ事なし、寒中といへ共(ども)皆素足也、それ故公卿にひび赤ぎれのなき仁(じん)はまれなり。七十已上極﨟(きよくらふ)の公家はじめて足袋をはきて參内ある也。禁中すべて板敷なれば、冬月は誠に素足にて難儀なるもののよしをいへり。
[やぶちゃん注:「極﨟」六位の蔵人 (くろうど) で最も年功を積んだ人。]
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○禁中參仕の公家衆足袋を用ゐらるゝ事なし、寒中といへ共(ども)皆素足也、それ故公卿にひび赤ぎれのなき仁(じん)はまれなり。七十已上極﨟(きよくらふ)の公家はじめて足袋をはきて參内ある也。禁中すべて板敷なれば、冬月は誠に素足にて難儀なるもののよしをいへり。
[やぶちゃん注:「極﨟」六位の蔵人 (くろうど) で最も年功を積んだ人。]