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2021/05/28

大和本草諸品圖上 ウケウト・サクラ苔(ノリ) (「おきゅうと」(エゴノリ・イギス)・サクラノリ)

 

Ukeutosakuranori

ウケウト

 海草其葉如此煮レハ凝

 テ如ㇾ冰心太ノ如シ色紫ナ

 リ人食ㇾ之有小毒

○やぶちゃんの書き下し文

うけうと

 海草。其の葉、此くのごとし。煮れば、凝〔(こご)〕りて、冰〔(こほり)〕のごとし。心太〔(ところてん)〕のごとし。色、紫なり。人、之れを食ふ〔も〕、小毒、有り。

――――――――――――――――――

サクラ苔(ノリ)

 壹岐島ニ產ス可ㇾ食

[やぶちゃん注:前の二種は水族でないので、国立国会図書館デジタルコレクションのこちらからトリミングした。前者は加工食品としての「おきゅうと」で、主材である、

紅色植物門真正紅藻綱イギス目イギス科エゴノリ属エゴノリ Campylaephora hypnaeoides

をまず挙げ、それに代えたり、配合したりする、

真正紅藻綱マサゴシバリ亜綱イギス目イギス科ギス連イギス属イギス(海髪)Ceramium kondoi

も挙げておかないとだめだ。何故なら、図が簡略に過ぎて、イギスではないとは断言出来ないからである。「おきゅうと」及び以上の二種などについては、「大和本草附錄 うけうと (おきゅうと)」を参照。

後者は、

紅藻植物門真正紅藻亜門真正紅藻綱マサゴシバリ亜綱イソノハナ目ムカデノリ科ムカデノリ属サクラノリ Grateloupia imbricata

だが、この図は拙劣に過ぎる。「大和本草附錄 櫻苔(サクラノリ) (サクラノリ)」を見られたいが、そこでも引いた、鈴木雅大氏のサイト「生きもの好きの語る自然誌」のこちらのサクラノリの生体藻体画像と比べられたい。博物画の「は」(いや、絵の「いろは」の「は」だ!)の一画目にさえ至らない!]

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