「萩原朔太郎詩集 Ⅴ 遺稿詩集」(小学館版)「第二(淨罪詩篇)」 秘佛
秘 佛
つゆしものうれひはきえず
わづかなるつちをふむとて
あなうらをやぶらせたまふ。
[やぶちゃん注:底本では初出を『風景』大正三(一九一四)年三月とする。筑摩版全集でも同誌同月号としてある。初出形を示す。
秘佛
つゆしものうれひはきえず、
わずかなるつちをふむとて、
あなうらをやぶらせたまふ。
「秘」の字体はママ(本篇同様)、一・二行目末の読点はママ、「わずかなる」の「ず」の誤りはママである。]
« 「萩原朔太郎詩集 Ⅴ 遺稿詩集」(小学館版)「第二(淨罪詩篇)」 (無題)(きのふけふ) / 筑摩書房版全集編者注に甚だ不審あり! | トップページ | 「萩原朔太郎詩集 Ⅴ 遺稿詩集」(小学館版)「第二(淨罪詩篇)」 (無題)(指と指とをくみあはせ) »