萩原朔太郎詩集 遺珠 小學館刊 「愛憐詩篇」拾遺 (無題)(いのらずとても)
○
いのらずとても
今日としなれば來るものを
やさしく春のくるものを
かくも野末に泣きぬれし。
[やぶちゃん注:本篇は筑摩書房版全集では『草稿詩篇「原稿散逸詩篇」』にあるが、小学館版「萩原朔太郞全集」元版の「別册 遺稿上卷」からの転載であり、既に原稿が失われていることが判る。]
« 曲亭馬琴「兎園小説」(正編) 騙兒悔ㇾ非自新 | トップページ | 萩原朔太郎詩集 遺珠 小學館刊 「愛憐詩篇」拾遺 (無題)(麥はますますのびゆけり) »

