萩原朔太郞詩集「蝶を夢む」正規表現版 極光 / 詩集「蝶を夢む」~了
極光
懺悔者の背後には美麗な極光がある。
蝶を夢む終
[やぶちゃん注:詩集「蝶を夢む」の最終詩篇と、本文最終ページの柱。左ページに奥附。本詩集は新潮社の「現代詩人叢書」の第十四編で書籍本体への思い入れが私にはないので、以上のリンクで示すに留めた。
「極光」の初出は大正四(一九一五)年二月号『詩歌』であるが、十行からなる長めの散文詩「懺悔者の姿」の三行の一部のみを抜き出して改題したアクロバットものの新作というべきものである。ブログの古い電子化を、最近、必要上(「萩原朔太郎詩集 遺珠 小學館刊 散文詩 懺悔者の姿」の注を附すため)、補正した「懺悔者の姿 萩原朔太郎 (正規表現版・「極光」原形)」があるので、そちらを見られたい。]