萩原朔太郎 未発表詩篇 無題(光る銀の鐵砲だ……)
○
光る
光る銀の鐵砲だ
何のために彼がそれを もつかた 知らないを磨くのであるか[やぶちゃん注:「もつかた」はママ。「もつたか」の誤記か。]
鐵砲彼は鐵砲磨きであはない
光る洋銀の鐵砲だ
彼は第一に
[やぶちゃん注:底本は筑摩版「萩原朔太郞全集」第三巻の「未發表詩篇」の校訂本文の下に示された、当該原稿の原形に基づいて電子化した。編者注があり、『ノートより』とし、更に『本稿には「彼は第一に」以下がない』とある。]
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