萩原朔太郎 未発表詩篇 生活
生活
あづまやに朝のちよこれいとをのみ
ふせんすゐに舟を浮べ
┏いと高きところに夜光の盃をあぐ
┗音樂のテマを超えて
[やぶちゃん注:底本は筑摩版「萩原朔太郞全集」第三巻の「未發表詩篇」の校訂本文の下に示された、当該原稿の原形に基づいて電子化した。編者注に『ノートより』とある。「┏」「┗」の記号は私が附した。前者と後者が並置残存されてあることを示す。「テマ」は「テーマ」の意であろう。]
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