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2022/03/13

萩原朔太郎 未発表詩篇 無題(遊泳、舞蹈、トバク、あらゆる遊ギには靈性がある、あらゆる生活には倦怠がある、……)

 

 

 

遊泳、 は銀、トバク、金遊泳、舞蹈、トバク、あらゆる遊ギには靈性がある、あらゆる生活には倦怠がある、

 

遊ギの眞賞、生活の虛僞、

 

遠ければ遠い程自分に近い

 

きのふ發見したものは未來永遠光體に反照した自分である、今日の自分ではない、發見はいつも過去にありそして起つて未來に印像する、現在は自分の世界には現在はない、

 

自分に夢がない、現實がない、「光」があるだけだ、光には時刻も空間もない、形象もない、自分にとつては光だけが實在であり眞理であるあり歷史である、そして光以外の一切の萬有は一切虛僞であり空□り幻影である、

 

2自分は眞理事實のみを語る、

1光は白熱した感傷に發する、

遲刻の□音[やぶちゃん注:抹消された「遲刻」は「漏刻」の誤字であろう。底本の注記ではそうなっている。]

 

動物の靈性は氷の中に にはりつめられた山の谷にかくれた→麗にある礦である→塊である礦にある、[やぶちゃん注:削除された中の「塊」の字は(つくり)の「鬼」の第一画がないもの。]

寒氣シン烈、人間 光と交歡交歡かつ交尾するものは靑の肢體を透過するところの烈傷を思へ、光線[やぶちゃん注:「シン烈」を校訂本文は『震烈』とするが、私はこんな熟語は知らないし、それが正しい「校訂」「補正」とも思わない。或いは「寒氣」が激「烈」な「晨」(シン:あした/あさ)の意の「寒氣晨烈」の意でなかったと、どうして底本編者は胸を張って言えるのだろう!?!]

幽コクより→氷カイより礦より物放射するところの哀しきさびしき微の放射線

深くよく深く感能するものは絕息す、

 

[やぶちゃん注:底本は筑摩版「萩原朔太郞全集」第三巻の「未發表詩篇」の中の「散文詩・詩的散文」の校訂本文の下に示された、当該原稿の原形に基づいて電子化した。表記・誤字・歴史的仮名遣の誤り・句読点(有無等を含む)・削除に至るまで、総てママである。アラビア数字「1」「2」は朔太郎が振ったものである。

 後に編者注があって、『本篇は前の「異端信條」などこの時期の詩的散文と關係がある』とある。「異端信條」はこちらで既に電子化している。]

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