譚海 卷之四 下野國萱橋白蛇の異病はじまる事
○下野(しもつけ)結城萱橋の邊にて、天明卯年淺間山燒(やけ)たる後より白蛇纏(しろへびまとひ)と云(いふ)病はやるよし。その病體(びやうたい)背中にかんぴやうほどの太さにて白きもの一筋橫に出來る。日數(ひかず)を經(ふ)ればたすきをかけたる如く胸へまはり、はらのうへにて此筋(このすぢ)合(がつ)するときは死するなり。醫療殊にむづかしく、難治の症也、いかなる事ともしらず、昔よりなき病(やまひ)也といへり。
[やぶちゃん注:「下野結城萱橋」栃木県小山(おやま)市萱橋(かやはし)(グーグル・マップ・データ)。この話、非常に興味があるのだが、ネット上には全く記載がない。何か見つけたら、追記する。]
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