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2022/04/29

譚海 卷之四 藝州嚴島明神鳥居雷火に燒亡せし事

 

○安藝嚴島明神の鳥居海中に建(たち)たる、高さ八間橫十三間有、銅にて包(つつみ)たるもの也。領主松平安藝守殿造進ありし物なるが、天明年中より十四五箇年以前雷火のために燒亡せり。雷(かみなり)鳥居の上に落(おち)て笠木のわたりをころげありきたる程に、其外とほり銅に透(すけ)りて、眞(まこと)の木より燒出(やけいで)せしとぞ。

[やぶちゃん注:「高さ八間橫十三間」高さ十四メートル半、横(笠木の先から先までであろう)二十三・六三メートル。現在の明治八(一八七五)年再建のものは、棟の高さ十六・六メートル、柱間幅で十・九メートルである。

「安芸国広島藩第二代藩主浅野光晟(みつあきら 元和三(一六一七)年~元禄六(一六九三)年)か。彼は家康の外孫であったことから、松平姓を許され、初めて「松平安芸守」を名乗っている。

「天明年中」一七八一年~一七八九年。

「其外とほり銅に透りて」「その外」の部分にも電撃が「通り」、包んであった「銅」に通電してしまい。]

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