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2022/04/06

毛利梅園「梅園介譜」 蛤蚌類 朗光(サルボウ) / サルボウ或いはマルサルボウ

 

[やぶちゃん注:底本の国立国会図書館デジタルコレクションのここからトリミングした。なお、この見開きの丁もまた、右下に、梅園の親しい町医師のコレクションからで、『此』(この)『數品』(すひん)『和田氏藏』、『同九月廿二日、眞写』す、という記載がある(前二丁と同日である)。従ってこれは天保五年のその日で、グレゴリオ暦一八三四年五月十二日となる。]

 

Sarubou

 

朗光(さるぼう)

 竒品

 

[やぶちゃん注:まあ、名前通り、

斧足綱翼形亜綱フネガイ目フネガイ上科フネガイ科リュウキュウサルボウ属サルボウ Anadara kagoshimensis 

を挙げておくが、殻頂は欠損しているものか、もし殻が壊れていなければそこはかなり膨らんでいたとも考えられ、しかも貝の全体の形が、円形に纏まっているところは、別名「マルサルボウ」とも呼ぶ、

サトウガイAnadara satowi

の可能性も否定出来ない。通常のサルボウを見慣れていれば、このサトウガイは「竒品」となろう。しかし、この「竒品」というのが、すぐ右手に描かれている奇体な「蛤(ハマグリ)」のように、単に殻頂が欠損しているものを言っている気もしなくはない。但し、描かれているそれの放射肋は甚だ少なく(見えるものは辺縁を入れても二十本を数えるのみ)、だとすると、放射肋が有意に少ない(それでも三十二条)サルボウの可能性が高くはなる。「大和本草卷之十四 水蟲 介類 朗光(さるぼ)」も参照されたい。]

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