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2022/07/05

曲亭馬琴「兎園小説別集」下巻 問目三條【鳩有三枝之禮、鹿獨、肝煎、著作堂問、馬答なし。追記雀戰】~(3)肝煎

 

[やぶちゃん注:底本の国立国会図書館デジタルコレクションの「新燕石十種」第四では本篇はここから。吉川弘文館随筆大成版で、誤字と判断されるものや、句読点などを修正した。三ヶ条は直に連関しないので、分割する。標題の割注にある通り、馬琴の質問への答えは、ない。]

 

今の世、一職の中にて、抽て進退を掌るものを、キモイリといふ。文字には肝炙【炙一作ㇾ煎。】と書たり。所謂寄合肝炙、肝炙名主是なり。肝煎の字は室町殿日記に見えたれば、凡三百年來の俗稱なるべし。しかれども、その義を定かにいふものを見ず。こは據あることなりや。聞まほし。解問、

[やぶちゃん注:「抽て」「ぬきんでて」。

「肝炙」「肝煎」「肝入」とも書く。小学館「日本国語大辞典」には、『肝を煎る」すなわち「心づかいをする」の意から』と語源を記し、①として『あれこれ世話をすること。斡旋(あっせん)すること。また、その人。とりもち。世話役』として例に文明本「節用集」(室町中期)を挙げ、②として『町や村の長。名主(なぬし)、庄屋などをいう』として、江戸初期の資料を法度の例を挙げる。次に③として、『江戸幕府職制の一つ。同職の中で、頭だって職務を取り扱う者。「古事類苑」には、官職名として親王家肝煎、高家肝煎、普請方同心肝煎、餌差肝煎、寄合肝煎等の名が見えている』とある。「炙」は「やく」の意であるから、意味上は通じる。

「炙一作ㇾ煎」『「炙」、一(いつ)に「煎」と作る。』。

「寄合肝炙」「よりあひきもいり」。

「室町殿日記」安土桃山から江戸前期にかけて成立した楢村長教(ならむらながのり)によって書かれた虚実入り混じった軍記物で実録日記ではない。「室町殿物語」とも。

「據」「よんどころ」。]

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